オルカン集中投資

今回は僕がメインにしている投資先についてのお話です

全世界株式いわゆる、オルカンと呼ばれるものに全力で投資しています
多少余剰資金を残して、単元未満株で遊んでもいますが
基本的にオルカンしか勝たん、と思っています

それについて今日は触れていければ、と思います

何故オルカン?

投資信託を選ぶ際に、どの指数を選ぶかから考えることが大切です

例えば、これからも日本経済が伸びていくと思っていれば
「TOPIX」や「日経平均」に連動した投資信託を

アメリカ経済がまだまだ伸びるよ、と思っていれば
「S&P」や「NASDAQ」に連動したものを

これからは新興国が伸びてきそうだよね、と思えば
「新興国株式」や「ブラジル株」「インド株」に連動したもの

これらをあるときは組み合わせて、ある時は一点狙いで買い付けます

僕が前回の記事で「投資はどこまでいってもギャンブル」
と言っていたのはここにもあります

例えば、連日日経平均株価について明るいニュースが飛び出しているので
これからも伸びると踏んで、日経平均連動の投資信託を買ったとします
ところが半年後から暴落が起こり、また数年株価は上がらないかもしれない

そんなとき「S&P500」が爆上げしている
と聞けば、こっちにしておけばよかったと思うでしょう
そこで「S&P500」に乗り換えたら今度は
日経が爆上げし、S&P500は下がる
こんなこともあるわけです

そこに先進国や新興国のことについても考えだし
さらには金利や為替についても意識し出せば
どんどん沼にハマっていくことは間違い無いでしょう

なので僕は資産形成においては無思考で積立る
全世界株式、通称「オルカン」一本で行こうと決めました

オルカンならアメリカが伸びようと、日本が伸びようと
先進国が伸びても、新興国が伸びても
ある程度利益を受け取ることができます

毎年平均点を常に取り続ける投資先なんです

そもそも投資信託自体が平均点を狙うものなのに
地域においても平均点を狙うのがオルカン投資になります

夢も花もないですが、個人的に一番堅実であると考えが至ったので
今ではオルカン一点集中の投資になりました

買っている銘柄

全世界株式と言っても、いろんな会社が作っているので
どの会社の、どんな銘柄を買えば良いのか、最初はわかりませんでした

なのでこちらに書き記したいと思います

僕が買っているのは、王道中の王道
eMAXIS Slim全世界株式(投資信託)と
2559 MXS全世界株式(ETF)
の2種類です
それぞれ解説します

最も合理的な投資法=投資信託

資産形成において多少勉強したことがあれば
投資信託という言葉をきっと聞いたことがあると思います

僕もさまざまな書籍を読んでいたときに
どの本にも出てくるほど、一般的でした

これはなぜかといえば、合理的に考えれば
投資信託での運用が、最も利益を追求できるからです

投資において外せないものに
「配当金」と「分配金」があります
この二つは言い方が違うだけで、意味はほとんど同じなので
同一の物として考えてください
違いを明確に知りたい方は、自分で調べるか
気が向いたらそのうち解説しますので、お待ちください

配当金とは、企業が得た利益を株主に還元するもの
例えばトヨタの株を買っていたときに
1株あたり〇〇円の配当を出す
と書いてあれば、100株持っていれば100倍の配当をもらえます

この配当金を受け取る際には税金がかかります
2024年2月現在だと、20.315%も利益から引かれます

100円の配当が出たとしたら約80円しか受け取れないことになります

しかしこの配当金、実際すぐすぐ使うことがあるかと言われれば
すぐには使わないことの方が、ほとんどなんですよね

それに80円もらったところで、となることも多いと思います
そうなれば当然その配当を使って再投資
もう一度株を買おうとするのですが
ハッキリ言って80円では、ほとんどの株は買えません

そうなるとその80円は遊んでいる状態になります

では、投資信託だとどうなるのかというと
この配当金を出さないように選ぶことができます

投資信託を1万円分持っているときに
配当金を100円もらうか、再投資するかを選べます

もらった場合は先ほどと同じく税金がかかりますが
再投資を選んだ時は、税金がかかりません

つまり受け取ると80円なのに
投資信託で再投資を選ぶと100円で再投資してくれているということ

1万円から配当を受け取り自分で再投資すれば
10000+80=10080円
投資信託で再投資を選択していれば
10000+100=10100円

これが1万円であれば大したことなく感じますが
10万、100万、1000万と額が大きくなるにつれて
決して小さい数字ではないことに気づくはずです

さらに税金を払わなくて良い分
資産形成は早くなります
最終的に投資信託を切り崩すときには税金を払う必要はありますが
それまで繰延べできることは、資産形成において無視できない物です

これが投資信託が合理的な投資と呼ばれる所以です

必要な時まで運用し、必要になれば取り崩す
それを前提とした投資方針

ではなぜETF?

ではなぜETFを選んだかと言えば、人間合理的に行動できるわけではない
そう思っているからです

そりゃあ、合理的に動ければ間違いは少なくなるでしょう
しかし、人間は感情的な生き物です
突発的には何をしでかすかわかりません
それはたとえ自分であっても

ETFとは簡単に言うと
株のように売買ができる投資信託です

投資信託は買付も売りも
その日の終わりにならないと行なわれませんし
基準価格もそのときにならないとわかりません

自分が今どのくらいの資産を持っているのかを
リアルタイムで把握できない
その点ETFでは、市場が開いている間は常に価格が変動します
今の資産がリアルタイムで把握できます

必要があれば高い値段で売ることだって可能です

しかし僕の場合はできるだけオルカンは売りたくない
それなのになぜETFかと言うと
分配金が出るからです

オルカンETFは半年に一度分配金が出ます
先ほど言った税金が取られるやつですね

例えば突発的にお金が必要になった場合
投資信託一本であればそこから切り崩す必要があります
しかしETFの場合、分配金で対応ができるかもしれません

資産形成をしている時期というのは、お金が必要な時期でもあります

車にかかるお金、家にかかるお金、教育にかかるお金
何かと入り用になることが多い時期

そんなときに毎回投資信託を切り崩していれば
僕の性格上、必要以上に切り崩しそうなんですよね

投資信託は長期で尚且つ複利で運用するほど
より効果的になるのに対し
それを阻害することが嫌だったんですね

だからこそあえて分配金を出すETFを買うことで
できるだけ投資信託を切り崩さないようにしたかったんです

それに投資信託もETFもどちらもオルカンなので
分配金が必要なければ、投資信託に再投資すれば良いだけ
非常にシンプルなので管理も楽です

自分に何かあったとき

さらに考えたくないですが、僕の身に何かあったとき
僕のパートナーはまだ、投資についてきちんと運用できるとは思えません

しかし「オルカンを買っとけ」くらいは伝えています
そのときパートナーは投資信託を積み立て続け
半年に一度僕のETFから分配金が出る

そうやっていつまでも二人三脚でやっていければと思っています

合理性だけを追求すれば投資信託一択になりますが
世の中何が起こるかわかりません
だからこそ分散の意味も兼ねて、僕はETFも買っています

おわりに

今回は僕の運用方針についての内容でした

もし参考にしてみようと思った方がいれば一言
一度自分で調べて、自分の中に落とし込んで運用してください

投資とはどこまでいっても自己責任の世界です

あの人が良いと言っていた、は通用しない世界
だからこそ自分で考えて、自分で組み立ててください

僕の場合は資産形成に対して
僕の少ない脳のスペックを割きたくない
ということでオルカン一本にしています

パートナーはそこまで投資に興味がないので
そこに合わせたという一面もあります

人によって環境も境遇も異なります
ある人にはよかったことが、ある人にはダメだった
ということはあり得ます

自分が投資にどう向き合うのか
自分の周りの人は投資にどんなスタンスなのか
資産形成においてはそこもきっと重要です

自制心が素晴らしく、夫婦揃って資産形成に取り組んでいる方には
ETFはもしかしたら必要ないかもしれませんし
必要な人もいるかもしれません

SNSや書籍、セミナーなどで情報に触れるとどうしても
「万人に対してこれが優れている!」という意見が目立ちます

ハッキリしていてわかりやすいですから
見ている人も安心して見続けることができますからね

しかし、そんな人があなたの人生に責任を持てるかと言えば
果たしてどうでしょうか?

少なくとも僕はあなたの人生に対して責任は持てません
だからこそ気になったことは調べて見てください

最初は調べることも面倒だし
そもそも調べ方もわからないかもしれません
それでも調べる習慣を身につけてください

このブログの運用スタイルは、僕の私生活の垂れ流しです
あなたの人生を保証する物ではありません

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