配当金と分配金

インカムゲイン、不労所得
その代表格である配当金

しかし、投資について調べていくと
どうやら分配金というものもあるようだ

今回は配当金と分配金の違いについて
解説していきます

不労所得が欲しい人〜?

あなたは不労所得が欲しいか?
と聞かれたらどう答えますか?

「はい」か「YES」でお答えください
どっちも一緒じゃん!って?
だってどうせ欲しいでしょうよ

投資をやっている人は
一攫千金を狙っているか
不労所得を作りたいと思っているか
この二つに一つ
もしくは両方だと思っています

はい、まぁ独断と偏見の塊ですが

では不労所得のことを
英語ではなんというかご存知ですか?

これは「インカム」と呼ばれます

株式では、というより投資では
基本的に二つの方法で稼ぐことができます

一つが売買差益による「キャピタルゲイン」
安く買って高く売る
これによって得られる利益のこと

例えば「せどり」や「転売」なんかも含まれます
他にも

不況時によく見られる光景で
数十年前に買っていた金の延べ棒を換金したら
めちゃくちゃ儲かった、とか

出張!なんでも鑑⚪︎団
に出てくるようなものも
売買差益を利益とするので
キャピタルゲインとして考えられます

株だと、一日、1ヶ月でいくら儲かった!
と自慢しているのは
キャピタルでいくら儲かった、と言っているんですね

ただこのキャピタルゲイン
儲かるかどうかは運次第
しかもどこまでいっても労働収入

そうじゃないんだ!何もしなくても金が欲しいんだ!
そんな人に一番ヒットするのが「インカム」なんです

インカムは資産を持っていることで
継続的に入り続ける収入のことを指します

インカムゲインの種類

インカムゲインは種類として、そこそこ種類があります

例えば毎月支払っている電気やガス
携帯の使用量、毎月の家賃
サブスクにかかる費用、金利手数料

パッと思い浮かぶものでもこれだけあります

では個人でこれを作ろうとしたらどうでしょう?

電気ガス携帯料金、これらはすでに、利権で雁字搦めだし
参入障壁が高すぎて太刀打ちできませんよね?

サブスクはどうでしょう?
人が毎月お金を払ってくれるような
そんな優れたサービスを作れそうでしょうか?
僕は無理ですね

では家賃はどうかと言われると
そもそもそんな金額用意できない
となってしまいます

そう、インカムを得る方法は少ない
それでいて一般人には門戸は開かれていない

「だからこそ!このサプリメントで
不労所得を築こうではないか!」
っていうのがマルチ商法のやり方なので乗らないでくださいね

冗談はさておいてインカムゲイン
個人で持とうと思ったら本当に限られています

家賃、金利、配当金、分配金

怪しくもなく、自分の力しだいでなんとかなるのは
今のところこれだけしか、僕は知りません

家賃

言わずと知れたインカムの代名詞家賃収入

金持ち父さん貧乏父さんでも言われるほど
家賃は人の生活に密接に関わっており
それゆえ安定した収益を見込めます

ただこれからの日本は超少子高齢化の時代
人口が減るのに家は余る
そんな国で家賃収入を得ようと思えば
とてもじゃないけど個人じゃ難しい

しかも家賃収入、家を買って終わりではないんです

例えばエアコンが壊れたら入れ替えますし
時代によって水回りの好みが分かれるので
10年に一度くらいは入れ替えた方が、入居率は上がります

その他にも外壁塗装も必要になりますし
台風被害の後なんかは
窓や網戸の修理も必要になってきます

人が退去した時には
毎回クリーニングが必要ですし
経年劣化が進んでいれば
クロスの張り替えも必要になってくる

それらをする代わりに得られるのが
家賃収入というインカム

昔はそれだけの価値はあったのかもしれませんが
今となっては割に合わないと考えています

少なくとも僕はあまり惹かれません

銀行からお金を借りてレバレッジをかけられるメリットはありますが
最初の一歩が大きすぎて踏み出せません

金利、配当金、分配金

次は「金利、配当金、分配金」です

なんやいっぺんに来たな、と思いましたか?
この三つは個人的に区切りようがなかったので
許してください

さて、この3つの特徴は
お金をお金のままとして運用ができるということ

例えば先ほどの家賃収入だと
当然そこに家が必要になってきます

しかしこの3つはお金さえ用意できれば解決できる
しかもきちんと選べば、売りたい時に売れる

不動産の場合、売りたくとも買い手がいなければ
いつまで経っても売れずに
税金ばかりがかかる、なんてことを聞きます

ところが、金利や配当金、分配金を得ようと思ったら
お金だけ用意すれば良いし
売ろうと思えばすぐに売れることが大半です

金利だと、人にお金を貸していれば
毎月毎日金利収入を得ることができます

いやいや、人に金を貸すなんて難しいよ
と思われるかもしれませんが
早い話、銀行預金がこれに当たります

銀行にお金を入れておくと
銀行次第ですが一定期間で
「利息」という名目で入金はありませんか?

あれはあなたが銀行にお金を貸していたから
その分の金利ですよ、とくれたものです

つまり、お金を働かせている状態といえます

そして必要になればすぐに出金できる
流動性が非常に高い投資手法です

これもインカムですが、今の日本の金利を基準としたとき
全くと言っていいほど当てにできません

だから、海外通貨に変えることで
日本より多めの金利をもらうことができます

投資する銀行を日本の銀行から
世界の銀行に変えた、ということですね

株の利益その2

さて次に配当金と分配金についてですが
これはどちらも株に関係したインカムです

調べていた時に
配当金と分配金の2種類が出て混乱した経験はありませんか?

僕は理解困難でした
同じ株から得られるインカムなのに、なぜ呼び方が変わる?と

これはわかりやすくいえば
あなたが直接企業に投資したときに得られるのが配当金
投資信託やETF、REITを経由していれば分配金、と分かれます

配当金は一人当たりに割り当てて配るお金

分配金は出資者に分割して配るお金です

ではどちらが安定してお金を出すかと言われれば
どちらかといえば分配金です

では増配額(前期より多くお金を得られる)が大きくなるのはどちら
と聞かれれば配当金になります

配当金は一つの企業が株主に還元する利益
その企業がイケイケの時には増配も容易
ところが不況に陥った時は減配もありえる

では分配金はどうかと言われると
当然減配することもあります
しかし、一つの企業に集中投資しているわけではないので
減配するのは一時的、もしくはしないこともあり得ます

だからやっぱりオルカン

そうは言ってもリーマンショックやコロナショックなど
大きな金融危機に直面した時は
インカムは安定的に得づらい状況になるかもしれません

絶対大丈夫!なんて保証はどこにもありませんから

しかしそんな状況で、どちらが戻ってくる可能性が高いかというと
一つの企業よりも、全世界の企業の方が確率が高い

リーマンブラザーズも山一證券も
その当時は潰れるなんて思われていませんでした
しかし、倒産の憂き目にあったのも事実

それを踏まえると
安定した収入であるインカムゲインを
一つの企業に依存するより
複数の企業からちょっとずつ頂戴する方が
長期的に安定して得られるのかな、と思います

もちろん自分で銘柄選定ができて
それに対して自信がある人は
自分の好きなポートフォリオを組むのも良いです

しかし僕の場合は前回にも書きましたが
「投資はあくまで、人生を彩るためのもの
それ自体が目的ではない」

このことを踏まえると
配当金よりも分配金が良いし
アメリカ企業のみよりも全世界の企業に賭ける方が
僕の意向としては良さそうです

まとめ

今回は代表的なインカムゲイン
不労所得について触れてみました

あなたに合っているものは何か
考えてから投資に励むのも良いかもしれません

僕には不動産は向きませんが
大得意な人もいます

頭から否定せずに
自分の得意分野と
どんな人生を送りたいか

ここを天秤にかけて選んでみてください

ここに紹介しきれなかった不労所得もあるかもしれません

それが他人を巻き込まないなら、検討する価値もあるのかも

そして最後に、これだけ調べてみても結局
投資はギャンブルなんだなと思っています

不動産は入居者来るか、売れるか、値上がりするか

海外銀行を利用した金利は、その国が潰れないか

配当金はその企業が潰れないか

分配金はそのシナリオが続いていくのか

削ぎ落とすことはできるけど
最後のところは運否天賦

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