投資を始めて実感していること

今回は僕が投資を始めてから実感していることについて
徹底的に深掘りしていきます

元々本を読むことが好きなのもあり
多少なりとも金融の知識はつけているつもりでした

しかし、知っていることと理解していることは別で
理解していることと実践できるかはまた別

これを痛感したのが投資を始めたこの1年です

投資は怖い

まずはこれからですね
投資って怖い、投資をするくらいなら
貯金や保険を利用する

そう思っていましたし、そもそも
貯金をしなくともやっていける、そう思っていました

今の世の中、お金がなくても
国が用意しているセーフティーネットは充実しているし
すぐにお金が必要であれば、いくらでも調達する方法はあります

僕も昔、大きくお金を借りた経験があるので尚更
足りなくなれば借りれば良い
そう思っていました

しかし、投資を始めるときに
年間の目標利回りを調べると
配当金で5%もらえるならかなりの高配当

僕の大好きなオルカンでも
7%程度の運用利回り

それを知った後に自分のカードの分割金利
これを調べてみたところなんと
13%以上はある

となると、投資で運用するよりも
借金を整理した方が利回りが良い
このことを知りました

投資が怖い?
いやいや、借金の方が怖いじゃん!

その次に貯金の利回りを調べたり
保険商品の内訳を見たり
変額保険の予想利回りを改めてみたり

それらが一通り終わって僕が抱いた感想は
投資スタイルにもよるが
「投資よりも貯金や保険の方がリスク」
と感じてしまいました

もちろん現金が必要な場合はありますので
全額投資に回すようなことはあってはいけませんが
少なくとも、個人の金融資産が全て
貯金か保険というのは
これからの時代はリスクになると気付かされました

国力の問題

次に投資を始めて実感したことは
日本の国力に対して疑問を持ち始めたことです

僕は田舎の出身で、職場も古臭いので
日本はイケイケの国という
今でもバブルを引きずっている環境で育ちました

ところが投資を始めたことで
主体的に情報を取得したときに
とてもではないほど日本の国力が落ちていることを知ります

政策もめちゃくちゃだし
国民から搾り取ることしか考えていないような
そんなものばかりが法案として可決される

これでは日本の企業がどれだけ頑張って稼いでも
あっという間に国に吸い上げられてしまう

企業が育たなければ
そこで働いている人は育たないし
人が育たなければ国が育つこともない

つまりどこかで方針を転換しなければ
日本はこのままだとズブズブと沈んでいく
そう思わされてしまいました

だからこそ僕は
元々日本の個別企業に投資していましたが
方針を改めオルカンと配当貴族をメインにしたんです

少なくとも日本が潰れるより先に
アメリカが潰れることは少ないだろう、と

通貨安の問題

次に挙げられるのが円の価値が下がり続けていること

僕が投資を始めた頃
試しにコカコーラの株を買ったことがありました

その当時のレートはドル円、130円程度

ところが今では150円を超え
160円が目前にまで迫っています

これはドルに対して円の価値が下がっていることを意味しますが
そのほかの国の通貨に対しても一様に
円の価値が下がり続けています

ここから円の価値を上げようと思ったら
日本に対して魅力を感じてもらうか
金利を上げるか、が必要になるでしょう

しかし、落ち続ける国力を前にした時
投資家目線ではとてもではありませんが
日本に魅力は感じません

アニメ文化がどうとか、旅行がどうとか
それ以前の問題です

有事の円買い、と言われていたこともありましたが
今ではその時ほど円の価値はありません

事実として最近の国際情勢を目の前にしても
円安は止まることを知りません

代わりに金の価格は上がっているので
今まで有事に円を買っていた人も
金を買っているのかな、と思っています

次に金利については、とてもではないですが
そんなに一度に上げられるものではありません

その理由として国の問題と国民の問題があります

まず国の問題は擦りすぎた国債です

金利を上げるということは、国債の利回りも上がるということ
国債の利回りが上がれば、当然国の支出も増える

ただでさえ国債が膨れ上がっているのに
さらに金利を上げてしまえば国はパンクします

次に国民の問題ですが
金利が上がれば当然借金の金利も上がります

これが何に影響するかと言えば
主に住宅ローンと企業の借り入れです

日本は長く続いたので低金利が当たり前でした
当然住宅ローンを組むときも
低金利で試算していることがほとんど

その住宅ローンの金利が上がると
家を持てなくなる人が増えてしまいます

さらに企業の借り入れにも影響があり
これは国債と同じ理屈で企業がパンクします

そうなれば住む場所もない
働く場所もない
そんな人が溢れる世の中になるかもしれません

以上の理由により、短期間で金利を上げることは不可能

つまり
今も円の価値が低いですが
将来的に円の価値が高くなることは絶望的
僕はそう判断しました

円安に対応するために

では円安に対応するために
僕が取っている行動はというと
オルカンを買い続けることです

オルカンは様々な国の企業に投資し
様々な通貨に対しても分散されています

つまりもし今後
円安が加速するようなことがあれば
オルカンは最大のリスクヘッジだと判断しました

直接他国通貨を買っているわけではないので
実感は持ちにくいですが
目論見書に目を通すと
きちんと記載されているので、間違いないでしょう

もちろん日本企業が他国、新興国で努力し
円として持って帰っていることも知っています

しかし、その新興国が発展し
その国とその国の企業が体力をつけたとき

今の日本の風土をもとに考えると
その国の企業価値と通貨の上昇が早い
そう思ってしまいます

だからこそオルカンで広い国と地域に
予め唾をつけておこう、と判断しました

オルカンのその先に

オルカンで広く分散された投資をする
もちろんこれだけでも大丈夫ですが
僕はさらに追加で
FXも最近始めました

目論見書に目を通すと
やはり当然のことながら
新興国よりも先進国の方がウエイトが大きい

しかしこれから発展しそうな新興国はある
けれど企業分析をしても何もわからない
じゃあ、通貨を買おう!

この理論で僕はFXと向き合いました

何も投資は株式だけではありません

新興国の企業に投資する時に
様々なリスクがあります

株式市場が変わるかもしれない
その企業が不祥事を起こすかもしれない

それらに対してアクティブに対応するために
新興国への投資は
インデックスよりもアクティブで
株式投資をした方が良いと言われています

けれど僕の場合は
だったらその国を丸ごと買っちゃおう
という理屈で新興国の通貨を買っています

これならその国企業が発展しなくとも
例え大半がマクドナルドやコカコーラだったとしても
国が発展すれば通貨価値は上がります

さらに新興国の金利は高いことが多い
スワップも貯まっていく

一石何鳥にもなる
そう判断し、オルカン+FX
これが僕の投資方針になりました

当然リスクもある

ここまでさも良いことばかり書き連ねていますが
もちろんリスクはあります

FXに至っては
買っている国の通貨価値が暴落するかもしれないし
スワップ金利だって、いつ大きく変動するかわからない

オルカンに対しても暴落はあります
過去を調べてみると、50%近く下がった事実があります

これらを踏まえても円を持ち続ける方がリスク
と判断したので僕はこのような方針になりました

当然万人に勧められるような内容ではないです

僕の妻には、とりあえずオルカンだけを勧めています

自分で調べて、自分で判断することが
投資においては何よりも重要なことです

投資は自己責任の世界なのですから
この記事をそっくり真似しないようにしてください

誰も責任を取りません
僕だって責任を取りません
あくまで自分で責任を取る必要があります

だからこそいつだって自分ごとになれる
自分ごとになって考えられるんです

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